看護学生が専門学校を卒業した後の道は看護師だけ、病院だけじゃなかった。
看護学校の理不尽さに負けそうな時ってありますよね。
臨床にいる指導者さんは厳しくも優しいのに、何故学校はそうではないのでしょうか。
いえ、勿論理不尽じゃない時もあります。
看護専門学校を卒業した後は、看護師以外、病院以外のルートはないのでしょうか。
1.助産師学校、保健師学校への道
看護学校を卒業した後は、助産師・保健師の学校への入学資格があります。
一部の助産師学校では、推薦入試は臨床経験のある看護師のみとしている学校もありますが、看護専門学校卒業見込みの状態で入試を受ける事が出来る学校は多くあります。
助産師学校は、助産師コースのある専門学校、大学と多岐にわたります。
看護系以外であっても4年制大学を卒業している場合は、大学院の助産コースもあります。
2.国家公務員一般職として働く
看護師とは全く違う道になります。
国家公務員採用一般職試験(大卒程度)に、看護専門学校も該当します。証明書が必要になって学校とはモメるかもしれませんが、看護学校卒を存分に生かした就職になります。
しかし、一般職ですので、看護の知識が不要になってしまうことと、ライバルの多さは考えモノかもしれません。
3.保育士になる
あまり知られていませんが、看護専門学校卒の人は、保育士試験の受験資格もあります。(看護師免許のみで保育園に勤めることも可能です)
保育士試験に合格すれば、保育士として幼稚園や保育園、病児保育など子供に関わる仕事に就くことができます。
特に保育園では、看護師の配置については「従うべき基準」として人数の定めがあります。看護師+保育士の免許を持っていれば、需要は高いのではないでしょうか。
4.産業ナースとして一般企業に勤める
ストレスチェック制度は、定期的に労働者のストレスの状況について検査を行い、本人にその結果を通知して自らのストレスの状況について気付きを促し、個人のメンタルヘルス不調のリスクを低減させるとともに、検査結果を集団的に分析し、職場環境の改善につなげることによって、労働者がメンタルヘルス不調になることを未然に防止することを主な目的としたものです。平成27年12月に施行されました
(厚生労働省ホームページより)
看護師は(研修を受ける必要がありますが)ストレスチェックの実施者になることができます。ストレスチェックは、労働者全体で行われるものなので、一般企業でも行われていますので、看護師免許があれば実施者としてかかわることができます。
ストレスチェック実施者の仕事は、ストレスチェックの調査票の内容や項目を設定する際の専門的なアドバイスや、面接指導などを行う重要な役割です。
5.イベントスタッフとして活躍する
コンサートやライブ、花火大会、講演会などのイベントの時に、けが人や体調不良者が発生することは、よくあると思います。
そんな時に活躍できるのが、看護師免許を持つ私たちです。
怪我人の手当や、救急隊への引継ぎなどがスムーズに行えるのは、看護と医療の知識を持っているからこそできる業。
イベントスタッフの仕事そのものは、毎日ある訳ではないかもしれませんが、基本的に健康な人を相手にすることや、怪我人が出た場合に活躍するなど、看護の知識が必要になるのは特定の時間だけですので、病院に勤める看護師と大きく違ってきます。
いかがでしたでしょうか。
看護学生、看護師をやめたくなったとしても、看護師免許があれば様々なところで活躍することができます。
1人で悩まず、専門機関に相談するのがオススメです。
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