社会人こそ看護専門学校がオススメな理由3つ
社会人看護学生の南朋(なお)です。
今日は、社会人こそ看護専門学校がオススメな理由を3つ紹介します。
1.看護専門学校は学費が安く、給付金もついている
看護専門学校の学費の安さは大学には無いところです。
特に、都立・県立看護専門学校は言わずもがなですが、大学病院附属の看護専門学校も、大学病院から補助を受けているらしく、学生の学費負担は少ないのが特徴的です。
更に、社会人で雇用保険に加入して働いている場合には、専門実践教育訓練給付金制度も利用できる学校が特にオススメです。
学費が一定割合返ってくる上、専門実践教育訓練支援給付金も利用すれば、更に在学期間中も一定額の給付金を貰う事ができます。
※「専門実践教育訓練給付金」と「専門実践教育訓練支援給付金」は別物です。
2.「看護師」資格の上では、大卒でも高卒でも大きな影響はない
世間一般的な就職事情で言うと、「専門学校卒」より「大卒」の方が初任給が高いのは言うまでもありませんが、看護の世界は特殊であって、専門卒であっても大卒であっても、実質の差がほとんどないのが現状のようです。
専門卒の方が確かに初任給が安いのですが、それは、1年早く現場に出るから。
「専門学校は3年で、大学は4年で卒業という時間上、大学卒の看護師の方が1年遅く現場にデビューするので、専門卒の子の1年後は大卒と同じだよ」とおっしゃる人事の方は多くいらっしゃいます。
というのも、看護大学が乱立し始めたのは最近の頃で、昔は看護専門学校の方が学校数が多かったくらいです。
ゆえに、
看護部長や師長さんなどの役職付きも、専門学校卒である事が多く、「大卒だから昇進できる、専門学校卒はできない(若しくはしにくい)」ということは皆無なんだとか。
どちらかというと、学歴より臨床経験がものをいうのは看護師の世界で、専門看護師や認定看護師など、一定の診療科に特化して活躍したい人に向いているのは、専門学校卒だったりするのです。(早く認定資格を得られるという意味で、です)
社会人から看護師を目指したい私としては、看護専門学校こそ最短ルートだと思っています。
*大学卒の資格を取るには、学位授与機構を上手く活用するのがオススメです*
専門学校と大卒はさほど変わりないとはいえ、どうしても大学卒の称号は欲しい。
そんな方にオススメなのは、大学の通信教育。
放送大学が有名ですが、他大学でも通信教育で科目履修をすることができます。
必要な単位のみ履修するので、大学に4年間通うよりも経済的。
通信制大学の中には、スクーリングせずに卒業ができる大学もあります。
3.実践力・即戦力で1歩先をゆくのは看護専門学校
専門学校の特徴として、実践力・即戦力・就職に役立つ!があると思います。
看護専門学校も、”実践的な看護を学ぶ”を売りにしている看護専門学校は多くあり、現場に出た時の馴染みは専門学校卒の方が良いんだとか。
専門学校の中には、”職業実践専門課程”という、通常の専門学校の上位ランクにあたる課程もあり、同じ専門学校卒の中でも職業実践専門課程卒の学生は、「より実践的な教育を受けている」というお墨付きをもらうことができます。
職業実践専門課程のある学校を選ぶ事は、就職にとっても有利かもしれませんね。