看護学校、辞めたい。
看護学校、辞めたい。。。。
一度や二度…人によっては、毎日思っている人はかなり多いのではないでしょうか?
私自身、毎日思っていた時期がありいます。
なぜ辞めていないのか?
それは家族のため以外の何物でもないレベルで毎日毎日この地獄はいつまで続くのだろうと思い詰めていた時期もあります。
通り過ぎた今は、こんなカタチで心を強くしたくなかったなとも思っています。
<過去の記事はこちら>
看護学校って退学率が高い?
厚生労働省が行っている「看護師等学校養成所入学状況及び卒業生就業状況調査」の平成30年度版では、看護師養成所3年課程の学生のうち、約10%もの看護学生が志半ばで学校を去っている計算です。
(都立などの公立校では、産休扱いで休学して、産後に復学する生徒が各学年1人以上はいるそうです)
退学理由は妊娠等のめでたい理由もありますが、大多数は鬱です。
命の現場にでるための勉強をしているから?
生き死にに関わるのはつらい?
いえ、違います。
私が鬱になったのは、アカデミックハラスメントが原因です。
アカデミックハラスメント(和製英語: academic harassment)とは、大学などの学術機関において、教職員が教育・研究上の権力を濫用し、ほかの構成員に対して不適切で不当な言動を行うことにより、その者に対して修学・教育・研究ないし職務遂行上の不利益を与え、あるいはその修学・教育・研究ないし職務遂行に差し支えるような精神的・身体的損害を与えることを内容とする人格権侵害[1]のことである。パワーハラスメントの一類型。略称はアカハラ
ザックリいうと、教職員から生徒に対してのイジメです。
看護学校の中はとても狭い世界です。
学科の試験なら点数は明確にでますが、教職員も人であり、人によって好き嫌いの気持ちがあり、実技の試験には◯◯なら◯点というような明確な基準があるようには見えません。(私の主観では、です。)
その中で、私はとある女性看護教諭に毎朝毎朝挨拶代わりのように、
「まだ辞めてなかったの?」
「看護師に向いていない」
と毎日罵声を浴びせられました。
ここには書けないようなこともたくさんありましたが、こちらは成績を握られている立場です。
今考えれば、コンプライアンスで訴えればよかったんですが、そんなことを考える余裕なんか一切無く、耐えなきゃ、卒業までの我慢なんだと言い聞かせながら毎日を過ごしていました。
上級生の方は、
「あの先生は暴言を言わないと死んでしまう病気みたいなもんだから、聞き流すといいよ」
とアドバイスをいただいたこともありますが、そんな余裕はないです。
予備校で必死になって勉強して、念願叶ってようやく入ったところにクズみたいな考え方の教師がいて、それに教えを請わなければならない。
この現実を受け容れるだけで精一杯でした。
奨学金の縛りもあります。
私に圧倒的に足りなかたもの、それは、「余裕」でした。
精神的にも経済的にも余裕が全く無かったんです。
あったのは、子供のためにやり通すという気持ちだけでした、守りたい家族がいる、それだけで保つことができましたが、もし、あなたが一人だけで苦しんでいたなら…その地獄、垣間見たので少しはわかるつもりです。